東京都で、子授け祈願で有名な神社と言えば「水天宮」と答える方も多いかと思うのですが、東京都八王子市にある「子安神社」も1200年以上の昔から【縁結び・安産・子授け・育児】の神様を祀る武州八王子最古の神社として有名です。
我が家では安産祈願・初宮詣・誕生祭と祈祷をお願いしました。
今回は、子安神社についてと、誕生祭の時の様子を記します。
子安神社【八王子】時間と駐車場について
車は境内に無料で停めることが出来ますが、20台ほどと台数に限りがあります。
8:45~閉門17:00となっており、混雑時や駐車禁止日には、近くのコインパーキングを利用するようになります。祈祷の受付は9:00~15:30です。
予約は不要です。
駐車禁止日
- 1月1~3日
- 1月7日(はしごのりの為午前中)
- 1月9日・10日(初金刀比羅祭・だるま市)
- 1月15日(午後)
- 2月3日(節分祭 豆まき)
- 2月11日(駐車台数制限日)
- 2月12日(駐車禁止日)初午祭
- 4月未定日 (夜間参拝のため)
- 4月29日(駐車台数制限日) 卯の花祭 9:00~おから無料配布
- 6月30日 午後
- 7月22日・23日(子安祇園祭の為)
- 8月・18日・19日(八王子薪能の為)
- 9月19日~23日(大祭期間中のた)
- 10月未定日(雅楽コンサート)
- 10月22日・23日・29日・30日
- 11月3日・5日・6日・12日・13日・19日・20日・23日・26日・27日
- 12月29~31日
駐車禁止日以外にも、祭礼や行事などで、境内駐車場を利用できない日時もあります。
八王子・子安神社のご利益は?
子安神社は八王子最古の歴史を持ち、1200年以上昔、時の帝の皇后の御安産祈願のために草創したと伝えられ、以後安産の神として近郷遠方より崇敬されてきました。
子供の暦
子授け祈願・・・御本殿の正面脇にある神水殿(しんすいでん)に竹筒を奉納し子宝に恵まれるよう祈願します
安産祈願・・・・妊娠5ヶ月目の戌の日(いぬのひ)に神社に詣でて安産を祈願し岩田帯(腹帯)を巻きます。底抜け柄杓で真清水をすくうと安産になるという言い伝えがあります。
お七夜・命名・・〈誕生から7日目の夜〉子供の名前を命名紙に書いて神棚に掲げ無事の出生を感謝し近親者に名前のお知らせをします。
初宮詣・・・・・〈男児:出産から31日目以降・女児:出産から33日目以降〉神様の加護のもと、子どもが無事に誕生したことへの感謝とこれからの健やかな成長を祈って神社にお参りをします。安産の御礼柄杓を神水殿に奉納する習わしがあります。
お食い初め・・・〈生後100日目〉赤ちゃんが初めてご飯を食べる家庭行事で、別名「百日の祝い」または「箸始め」ともいいます。初宮詣の時にいただいた「神饌米(しんせんまい)」をご飯と一緒に炊き込み食べさせます。いただいた「歯固め石」をそっと口元に当てて丈夫な歯が生えそろうようにと祈ります。
泣き相撲神事・・〈秋分の日〉生後3ヶ月から1歳くらいまでの赤ちゃん力士たちの元気な泣き声を神様にお聞きいただくことで無事な成長とこれからの安寧を祈る神事です。
誕生祭・・・・・〈1歳の誕生日〉初めての誕生日には一生分の食べ物になぞらえ一升の餅を背負わせて祝う習わしがあります。子供の無事成長を感謝し、将来の幸福を祈願します。
虫封じ(夜泣き鎮め)祈願・・小児の夜泣きが激しく、なかなか寝付かない等の状態にある時には、疳の虫が騒いでいるためと考えられます。「赤ちゃんは泣くのが仕事」とも言いますが2~3歳までには自然に落ち着くものですが、その時期を過ぎても激しい夜泣きや寝つきの悪い状態が続くときには、虫封じ祈願を受けます。
七五三詣・・・・〈3歳男女・5歳男児・7歳女児〉11月15日を中心に参詣して無事に七五三を迎えられたことに感謝し、行く末の安泰を願います。3歳を「髪置(かみおき)」5歳を「袴着(はかまぎ)」7歳を「帯解(おびとき)」と称してお祝いしていました。
勧学祭(かんがくさい)・・〈5月5日〉学問や稽古事は、7歳の頃から始めると上達すると伝えられています。端午の節句であるこの日、勧学祭が行われ子どもたちの学業上達が祈願されます。
十三詣・・・・・〈13歳〉かつては男子の元服に当たり、女子の成人式でしたが、現在は男女の無事成長を感謝するとともに行く末の安泰を祈る行事となっています。この世に生を受けから12年を経験し、生まれ年の干支に戻る節目の年であるため神社にお参りしお祓いを受けます。
成人奉告祭・・・〈1月15日〉成人とは単に年齢が20歳に達したということではなく、これからは自分の行動すべてに責任を持たなければならない立場になったことを自覚する節目です。この日は氏神様にお参りして、無事に二十歳になったことを奉告し、大人への仲間入りができたことを感謝します。
子宝に恵まれるよう、そして安産であるようお祈りして、無事に生まれてから成長するまでにたくさんの行事があります。神社でいただける「誕生記」に印が増えていくのが楽しみです。
その他の行事・祈祷
初午祭(はつうまさい)・・2月最初の午の日、商売繁盛・無病息災を司る末社五社のお祭り
子安祇園祭(こやすぎおんさい)・・7月20日過ぎの日曜日、子安神社の相殿に坐すスサノヲノミコトとクシナダノヒメノミコトのご夫妻の乗られた神輿を担ぎ市内を練り歩くお祭り。このお祭りに神社に詣でると厄難疫病を退け、夏の暑さにも挫けぬようご守護を賜ると言われています。
諸祈願・・・商売繁盛・家内安全祈願・交通安全祈願・火難除け祈願・災難除け祈願・六算除けなど
摂社・末社(境内にある神社)
摂社:金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)・・・古来より商売繁盛・交通安全・開運福の神として知られ、厄除け・方位除けの御祈願も受けられます。本殿は、明治時代の八王子大火や太平洋戦争でも焼失を免れたため、火難・災難除けの霊験あらたかな神社としても尊崇を集めています。
厄除け祈願(厄年は数え年) 男性:4歳・25歳・42歳(大厄)・61歳 女性:4歳・19歳・33歳(大厄)・37歳・61歳 ※厄年とは前厄・本厄・後厄の3年間を指します。
方位除け祈願 八方塞・暗剣殺・歳破の方は運勢が低迷しやすく意味慎む慣わしがあります。
末社:稲荷神社 商売繁盛・福徳招来の神
御岳神社 目の神
白山神社 歯の神
石神社 咳止め のどの神
第六天神社 足腰の神
船森厳島神社 芸能音楽の神 弁天さま
水神社 治水の神
祖霊社 神社功労者 戦争犠牲者を祀る社
橘社 橘右京少輔命を祀る社
葦船社 早産・流産児の守り神 水子鎮霊(供養)
子安神社には摂社・末社も含め、たくさんの神様が祀られています。困ったことがあったとき、子安神社にお参りすることで、気持ちが落ち着くといいですね。
子安神社の誕生祭のお参り
初宮詣のときに、「誕生記」をいただいたので、節目には神社にお参りしようということになり、1歳を誕生日を迎えた今月「誕生祭」の祈祷をお願いしました。
初宮詣でいらしている方がほとんどの中、我が家は「誕生祭」。かなり遠方からいらしている方もいたので、八王子の子安神社は有名なんだなぁと実感しました。受付を済ませ、待合から見える中庭と池の風景です。
祈祷は数組一緒に行います。厳かな雰囲気のかな執り行われ、神聖な気持ちになります。
今回は、お守りとスタイをいただきました。
さいごに
近くにあっても、詳しい事までは知らなかった子安神社ですが、関東圏でも有名なパワースポットのようです。神社からは、色々とお便りも届くので、我が子の成長とともに、これからもお世話になりたいと思っています。
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